藁にもすがる想い その三 - 仙臺流 疊草山会
秋。刈り取った後の田んぼの香りが好き。
中でも夕暮れ時、少し冷たくなった空気がなんとも言えない。
これこそ、まさしく哀愁と言うのだろうか。
日本人に生まれ、藁と共に生き、藁を生かす仕事をする日々。
失われつつある藁文化、変わることのない本物の畳を残していきたい。
だからこれからもずっと藁にすがり続けていきたいと想う。
完
コラム筆者・仙臺流 疊草山会 佐々木畳工業・佐々木 崇
畳製作の技能は代々受け継がれ今日に至り、国内では主に関東式と関西式の二つに分かれております。そんな中宮城でひっそりと伝わってきた仙臺流。親方達が他所に負けじと磨かれてきた技。私達はそんな心意気を継承して行こうと、「仙臺流 草山会」を立ち上げ活動を始めました。
◇佐々木畳工業・佐々木 崇
宮城県加美郡加美町西町47
◇齋藤畳店・齋藤 直人
宮城県柴田郡大河原町字新南28-4
◇畳屋清兵衛・矢作 伸寿
山形県尾花沢市荻袋750
◇有限会社コニシ小西畳工店・小西 康博
宮城県仙台市泉区天神沢1丁目16-51
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