竹の男と女 - 庭や 藤野 芳徳


日本人の生活に古くから馴染みの深い竹ですが、最近はあまり触れる機会も少ないのでは?鬼滅の刃のねずこがくわえていますが、2.30ねんまえまでは竹の定規が普通に家庭にありました。これは竹が縦には縮まないという特性を利用したものです。

洗濯をかける物干し竿や、古民家の壁の骨材につかわれていたり、漁師の方などは、いまだに海の養殖棚などには竹を使っている地域もあります。竹には男と女があり、それの見分け方は下から見て一節目の枝の根元が、二股に分かれているのが女だと三陸の漁師の方に伺いました。

『人間も竹も女の方が強くて丈夫だから、海に使う竹は女の竹を使うんだ。』と教えてもらったことがあります。そのような言い伝えは興味深いですね☆


コラム筆者・庭や 藤野 芳徳

庭や。 昔の知恵や暮らしから学び 自分の身近のそこらにある自然物の有効利用につなげていければと考えております。 古今東西問わず 良い感覚と知恵に出会いたいものです。

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余談Lab

宮城・東北(少しその他)にいる「おもしろい人」たちにフォーカスした、フリーペーパー「余談Lab」。ここは、その余談Labのウェブ版。フリーペーパーという限られたスペースで語りつくせなかった余談を掲載。