恍惚と不安、二つ我に有り - 東北空手道場
みんなを引っ張るリーダーから、突然、新人へ。これ、実はみんな必ず経験します。
しかも一度だけでは無く、人によっては数回。そして、それはほとんど春に行われます。
保育園や幼稚園では一番上の年長さんから、小学校の一年生になる。ほら、リーダーから新人になったでしょう。答えを聞いたら何だと思われるでしょうけど、小さい子になればなるほど、結構厄介です。「下の学年の子はできない事が沢山あるから、年長のあなたがお手本になってね!」と言われて頑張っていたのに、ある日を境に「できない子」とされるカテゴリーに入れられる。学校に入るのだからしょうが無い、と思われますが、それは経験をして来た大人だからこそ言えるのであって、未経験の方には不安でしかないです。新しい舞台に挑む際の喜び。そこにはこういった不安が少なからず着いてきます。どうやってこの不安を退けるか?
僕も経験をしたのですが、すみません、分かりません。何度も何度も周りの方に迷惑をかけながら、いつの間にか克服していたので、どれが効いたのか分かりません。なので、時間をかけて、何度も何度も失敗をしていきましょう。そして、周りの方は失敗を当然と思い、厳しさと愛情を持ってつき合ってあげて下さい。今、50歳の人だって新人になりますからね。
10年もすれば「アカいチャンちゃんこ」を着て生まれ変わりますよ。
コラム筆者・東北空手道場 松本隼也
「勇は優から」「自分を信じる」「やりきる」。この3つの道場訓にしています。なにもないひとりの「人間」として稽古する。シンプルですが、究極のセルフケアを実践する場になれるよう心がけた指導を目指しています。
仙台市太白区長町5-2-1 伊藤まるげんビル3F
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