道具の材料としての木 - 庭や 藤野 芳徳
木は木材にしてもやはり個性があり、適した使い方をするととても力を発揮します。マユミ(真弓)という木は、密度があり粘りのある性質から弓を作る材料として使われた木でした。うしころし(かまつか)という木は名前の通り、牛の鼻輪や鎌の柄につかわれていたそうです。この二種類は 大工や庭屋などハンマーを使う我々が現代でも利用しており、鉄やプラ製の柄とくらべると、手に対する衝撃も優しく、自分好みの太さに調整が効くなど作りあげる楽しみも多いです。よい素材は身近にもたくさんあります!
コラム筆者・庭や 藤野 芳徳
庭や。 昔の知恵や暮らしから学び 自分の身近のそこらにある自然物の有効利用につなげていければと考えております。 古今東西問わず 良い感覚と知恵に出会いたいものです。
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