火山のふもとで - 青と夜ノ空

ここ最近、あまり小説を読んでいなかったと思い、久々に読み返したのが『火山のふもとで』。舞台は軽井沢の「夏の家」。建築設計事務所で働く主人公が「夏の家」で過ごした日々を中心にした物語です。建築に詳しい人にとっては、とても興味深い小説だと思います。私は、馴染みのある軽井沢の自然や風景の描写に惹かれました。著者・松家仁之さんの文章がとにかく洗練されていて美しいです。読書の秋、小説もいいですね。

コラム筆者・青と夜ノ空　中村克子

 東京・吉祥寺にて衣食住を中心とした本（新刊・古本）を扱う本屋の店主。 人と人をつなぐ風通しのいい店を目指しています。

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