お茶をする - YAGUI
先日のイベントで販売させていただいた「ポリ茶瓶」。ペットボトルが登場する前は、フタが茶杯になるこのポリ茶瓶が駅弁の定番。うっすら透けるお茶の色、華奢なツルを持ち歩くというそのものが楽しく魅力的。なにより茶杯がわりのキャップに一度注いでお茶をするという一手間な仕草が良いなと。現代の水筒と言えば、昔遠足に持っていったコップ式ではなく直飲みの保温水筒へと変わって来て、ラッパ飲みを叱られた幼少時代を思うと何が行儀が良くて悪いのかわからなくなってしまいます。 ものはチープでも、お茶へのゆとりの一手間が「お茶を飲む」と 「お茶をする」の大きな違いのように感じます。皆さんも1日1度はお茶をしてみてくださいね。そんなゆとりが心を少しユルリとしてくれると思います。
コラム筆者・YAGUI(ヤグイ)
中国国家茶藝師。イベント出店やワークショップを通して、台湾茶や中国茶の愉しみをお伝えすべく活動中。
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