さよならのあとで - ペンギン文庫
大切な人を失った後、行き場のない思いを抱えながら山を登った。険しい山道を歩きながら、ふっと背中を押されるような軽い足取りになる。大切な人がすぐ側にいるという悲しみを和らげる感覚だった。この本は従兄を突然失った夏葉社 島田さんが悲しみと向き合い出版した。綴られている美しい詩は、自分に寄り添い支えになっている。いつかだれかの支えになるように贈りたい。
コラム筆者・移動本屋 ペンギン文庫
仙台を拠点に写真や美術、文芸、詩などの新刊書を中心としたラインナップで、 行く先々に合わせて本をセレクトし。 様々な土地で本屋を開く。 土地と土地を紡いで本と本屋の可能性を探す移動式本屋です。
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