私と鰐と妹の部屋 - 移動本屋 ペンギン文庫
久しぶりに笑った。
奇想天外なショートショートを読み進め、埋まらなかった隙間をシリコンのように埋めてくれる感覚を持った。
短く不気味な物語は、どれも短篇アニメーションになる個性的な登場人物ばかりであっという間に読み終えた。
友達が息子に「死んだらどうなるの?」「死んだら骨になるからお墓じゃなくて散骨してね」「やだ、骨と寝る」
日常に落ちている奇妙は愛があるように、この1冊にも愛がある。
コラム筆者・移動本屋 ペンギン文庫
仙台を拠点に写真や美術、文芸、詩などの新刊書を中心としたラインナップで、 行く先々に合わせて本をセレクトし。 様々な土地で本屋を開く。 土地と土地を紡いで本と本屋の可能性を探す移動式本屋です。
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