試したら、その後は - 東北空手道場

毎年何回か大会に参加させていただいてます。参加者は優勝を目指してがんばりますが、優勝できるのは当然一人なので、ほとんどが目標を達成できません。でも、全力を出したのであれば、「試合」ですから結果は二の次です。優勝者は「今まで頑張って稽古してきた事は間違いではなかったね。あと、新たに気づいた事があった?あれば、それをふまえて頑張りましょう。」負けた人は「今までの稽古で、何かが間違っていたか、何かが足りないから負けたんだね。それを考え頑張りましょう。」。結果はどっちであっても、「頑張りましょう」。試合は、次に進む為の糧です。

もし優勝者して慢心して稽古の手を抜くのならば、負けて奮起して次の稽古を頑張った方が良いと思います。「結果が全て」と良く耳にします。でも、「勝負は時の運」という言葉もあるように、ミスを連発しても相手がそれ以上にミスをしてくれたために、たまたま優勝できた場合だってあると思います。「結果も大事だけど、その過程で何をして、そしてその後にどうするか」が本当に大切だと思います。


コラム筆者・東北空手道場 松本隼也

「勇は優から」「自分を信じる」「やりきる」。この3つの道場訓にしています。なにもないひとりの「人間」として稽古する。シンプルですが、究極のセルフケアを実践する場になれるよう心がけた指導を目指しています。

https://tohoku-karate.jp/

仙台市太白区長町5-2-1 伊藤まるげんビル3F 

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余談Lab

宮城・東北(少しその他)にいる「おもしろい人」たちにフォーカスした、フリーペーパー「余談Lab」。ここは、その余談Labのウェブ版。フリーペーパーという限られたスペースで語りつくせなかった余談を掲載。