日常に潜む「面白い」を見つける - イタリーさとう

休みの日はカメラを片手に歩く。これまでのコラムでは街中で見つけた「美しい」瞬間の写真を紹介したが、それとは別な視点で「面白い」を見つけて写真を撮る。どちらも楽しいのだが、私は「面白い」へのセンサーがより働くようだ。

今回の1枚。散歩中に、この物置らしき建物を見つけ、何か違和感を抱いてなんとなく撮った。撮ってから違和感の正体について考えると、すぐにわかった。扉の位置が奇妙である。赤い扉から入ったらすぐ左側に扉があるのか?それとも別な空間で分けられているのか?なんのために2つ扉があるのだろうか?内部の構造への想像が膨らむ。

けれど、その答えを知ってはいけない。知ってもいいけれど、知ったらつまらない。この小屋と奇妙な配置の扉の魅力は、事実を知った途端にきっと霧が晴れるように立ち消えてしまうだろう。

このような路上に潜む誰も気にしない「面白い」を集めた写真が、山ほど溜まっている!

今後はこれらの写真からコラムを書いていこうと思う。余談ラボと私との長い持久戦の始まりである!


コラム筆者・イタリーさとう

仙台市生まれ。会社員兼ファトグラファー。お笑いの舞台に1度だけ立ったときの芸名を名乗り続けている幽霊芸人。地元宮城の魅力を言葉と写真で伝える。

Instagram:@italy_sato 

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余談Lab

宮城・東北(少しその他)にいる「おもしろい人」たちにフォーカスした、フリーペーパー「余談Lab」。ここは、その余談Labのウェブ版。フリーペーパーという限られたスペースで語りつくせなかった余談を掲載。