『あいたくて ききたくて 旅にでる】小野和子 - ペンギン文庫
民話の語り手を求め50年に渡り東北各地を採訪し綴られた文章は、語り手に対する敬意となにかに突き動かされる使命のように感じられる。
口承で語り継ぐ民話は、聞き手の小野さんにより紡ぎ出されその人それぞれの人生が見えてくる。
「いや、話というよりはつぶやきのような、ため息のような、傷口のような」生きるとはそのようにリアルなものであると実感した。
コラム筆者・移動本屋 ペンギン文庫
仙台を拠点に写真や美術、文芸、詩などの新刊書を中心としたラインナップで、 行く先々に合わせて本をセレクトし。 様々な土地で本屋を開く。 土地と土地を紡いで本と本屋の可能性を探す移動式本屋です。
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