畳の性格 - 仙臺流 疊草山会
職業訓練校の講師も5年目に突入し、生徒の仕上げた畳がさまざまな顔を見せる。優しかったり、生真面目だったり、怒っていたり、ちょっとドジだったり、はたまた豪快だったり。それは仕立てる人の性格を面白いほどに映し出す。無造作に機械で作られた畳には感じられない良さがそこにあるのだ。職業訓練校には国家資格を取得するために通う生徒がほとんどである。技術を研鑽し、さらに畳職人の想いが畳に注入されて、唯一無二の和室が出来上がる。今日も愛に溢れた癒しの空間作りに勤しむのだ。
コラム筆者・仙臺流 疊草山会 有限会社コニシ小西畳工店 小西 康博
畳製作の技能は代々受け継がれ今日に至り、国内では主に関東式と関西式の二つに分かれております。そんな中宮城でひっそりと伝わってきた仙臺流。親方達が他所に負けじと磨かれてきた技。私達はそんな心意気を継承して行こうと、「仙臺流 草山会」を立ち上げ活動を始めました。
◇佐々木畳工業・佐々木 崇
宮城県加美郡加美町西町47
◇齋藤畳店・齋藤 直人
宮城県柴田郡大河原町字新南28-4
◇畳屋清兵衛・矢作 伸寿
山形県尾花沢市荻袋750
◇有限会社コニシ小西畳工店・小西 康博
宮城県仙台市泉区天神沢1丁目16-51
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