今も昔も - 仙臺流 疊草山会

先日自宅の片付けをしていたら「畳の世界あすの姿」という業界本が出てきた。発行年度を見てみると昭和56年発行と書かれており私が生まれた年のもの39年前のものだった。この時の畳業界はどんなことを考えているのかなと読んでみると、今も昔も同じようなおことを問題とし考えているのだと気づかされた。またこの本を見つけた時に枕草子の憎きものという話しを知る機会があった。1000年も前に感じたことは1000年たっても変わらないのだなと思い少しおかしくなった。その一文であるが

くしゃみをして呪文を唱える人。など

開けて出入りする場所の戸を閉めない人、非常に腹が立つ。など

憎きもの

今も昔も変わらず。

コラム筆者・仙臺流 疊草山会　畳屋清兵衛　矢作 伸寿

畳製作の技能は代々受け継がれ今日に至り、国内では主に関東式と関西式の二つに分かれております。そんな中宮城でひっそりと伝わってきた仙臺流。親方達が他所に負けじと磨かれてきた技。私達はそんな心意気を継承して行こうと、「仙臺流 草山会」を立ち上げ活動を始めました。

◇佐々木畳工業・佐々木 崇

宮城県加美郡加美町西町47

◇齋藤畳店・齋藤 直人

宮城県柴田郡大河原町字新南28-4

◇畳屋清兵衛・矢作 伸寿

山形県尾花沢市荻袋750

◇有限会社コニシ小西畳工店・小西 康博

宮城県仙台市泉区天神沢1丁目16-51