あいたいな - sachool
春先からリモート周りのオペレーション依頼が多くなった。オンラインでも繋がりたい、繋がらざるを得ない。それぞれの状況を受け止めつつ、前向きにコトが運ぶ様お手伝いしていた。しかし同時に、オンラインのイベントに参加するたびに「今まで積み重ねてきた思い出を消費している」と感じていた。ディスプレイに映る言葉への信用が日々薄れていってるような気がしていた自分にとって、フィジカルな思い出を積み重ねることの意味がどんどん大きくなっていった。そんな矢先、先日「幼稚園での毎年恒例の花火イベントが中止になったので、代わりに何かしてあげたい」という依頼をいただいた。例年は保護者も参加して夏祭りを実施するのだが、それもできず。ということで、個人的にプロジェクションマッピングの上映をさせていただいた。それぞれがどんな感想を抱いたかはわからないが、予定より人数が少なくても、親御さんが来れなくても、全力で楽しんでいる子どもたちを見て、むしろ自分の方が元気を分けてもらってしまった。ちなみに今回のタイトルはご依頼主の阿部結さんの絵本作品からお借りした。幼い頃は経験も少ないので、友達とまた会える確証なんて無かった。また会えるのが不安で、それ以上に楽しみだった。今、たぶん、あの頃と同じくらい「会える」ことの貴重さを噛み締めている。
コラム筆者・プログラミングスクールSachool
仙台を拠点にプログラミングスクールを運営。作りたい人が自信を持って作れるよう、背中を押せる場所を目指しています。
Instagram:@sachool_sendai
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