紅葉と落ち葉 - 仙台市野草園
季節は11月(霜月)、秋も深まり朝晩の冷え込みが進み平地でも紅葉が見られるようになって来ました。
野草園の樹木も緑色の葉が赤や黄色に変化してゆき、散り始めているものやこれから色づいて来るものまで様々で、木の種類によって違ったり周りの環境によっても違ってきます。
美しく紅葉した葉も時期が来るとパラパラと散り始め園路はいつしか落ち葉のじゅうたんとなり、その上を歩くとサクサクと音がしたり、足の裏から伝わる感触は何とも言えない心地よさで、落ち葉を見て見ると色も形も様々な形をしていて時には穴だらけの葉などもあり、キレイな落ち葉を思わず拾ってしまい、何の木の葉か知りたくなります。
森であれば降り積もった落ち葉は土中の微生物によって分解され腐葉土へと変わり樹木の栄養となり、土の上に積もった落ち葉は寒さや乾燥などから守ってくれて、ミミズなどの住みよい環境を作ってくれます。
野草園の芝生広場にあるケヤキの落ち葉は、一度掃き集めて時間をかけて腐葉土にして植え替えの土に混ぜたりして利用しています。
今年の野草園の開園は11月30日までとなっており、来年の3月19日まで冬季閉園となります。冬季閉園中でも「野草館」は開館しており、軽食喫茶「どんぐり庵」も営業しています。秋晴れのさわやかな風の中、紅葉や落ち葉を眺めながらゆっくり歩き園内を散策してみてはいかがでしょうか。
コラム筆者・仙台市野草園
1954年7月21日に開園。東北地方の代表的な野生植物を高山、どんぐり山、海辺、薬草、アヤメ、ハギ等の区域に植栽展示しています。身近に見られる草木と親しみながら、植物についての知識を高め、自然を理解する場として最適です。人気のスポットは高山植物区と芝生広場です。
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