庭の歳時記 仙台編 - 庭や 藤野 芳徳


1〜2月 冬の締まった良い竹で竹垣作り。竹林から3年目あたりの竹を切り出して使う。孟宗竹、真竹など色々な種類がある。

2〜3月 葉っぱの落ちる落葉樹が眠っているうちに、移植をする。もみじは早寝早起きと言われるから、できれば紅葉後がよい。常緑樹はもう少し暖かくなってから。

4〜6月 庭造りの季節 気にも人にも優しい。 梅雨の雨は移植した木々にも重要。剪定も、すごく強く切りつめたい時にはこの時期に行うと秋までには新しい芽が吹く。

7〜12月 剪定(庭の手入れ)の時期。

お盆前はお寺の手入れ 年末まで色々なお客様を廻る。年に一回だけお伺いする方も多いが、産まれたり年老いたり、亡くなったりと、人間ドラマに触れて、年々感じることも多い。

12月は冬囲い、雪に対する対策を今年の実りである稲藁と縄を使い行う。中旬以降は門松造り。材料は近くの山々からあつめる。

美味い空気と自然、季節を感じながらの仕事、最高です!


コラム筆者・庭や 藤野 芳徳

庭や。 昔の知恵や暮らしから学び 自分の身近のそこらにある自然物の有効利用につなげていければと考えております。 古今東西問わず 良い感覚と知恵に出会いたいものです。

0コメント

  • 1000 / 1000

余談Lab

宮城・東北(少しその他)にいる「おもしろい人」たちにフォーカスした、フリーペーパー「余談Lab」。ここは、その余談Labのウェブ版。フリーペーパーという限られたスペースで語りつくせなかった余談を掲載。