ワクチンのプログラム? - sachool


明けましておめでとうございます。

本年もプログラミングやスクールについて紹介させていただけたらと思います。

新年一発目は、話題のワクチンについてです。

ワクチンって腕に注射する液体でしょ?なんでプログラム?と思われるかもしれません。

生命活動はあらゆるタンパク質によって支えられており、昔はタンパク質のことをDNAだと思っていたくらいでした。

長い長いアルファベットの羅列は、「ここではこういうタンパク質を作ってくださいね〜」というメモになっていますので、DNAは生命の情報を保存している、と言えるのですね。

これはセントラルドグマと呼ばれていて、皆様が手にしているスマホやコンピューターの中で動くプログラムが0と1で構成されているのとほとんど同じ仕組みで動いています。

画像は実際のワクチンのメイン機能の一部です。この文字列をDNAプリンターという機械に読み込ませ、様々な過程を経るとRNAが生成されます。RNAはDNA同様に生命の情報を保存しているものですが、DNAよりも分解されやすくデリケートです。無理矢理にパソコンで例えればRAMにあたります。

じゃあ実際にワクチンは何をしているの?と聞かれたら、「発病させる前に、免疫系に病原体との戦い方を教えるんだよ〜」という答えになります。

本ワクチンでは新型コロナウィルスの特徴である「スパイクタンパク質」を細胞内に産生させます。実はコレ、ウィルス本体ではなく、ウィルスが細胞とくっつくために着ている手袋や靴にあたるパーツなので、細胞内で作られても大丈夫、というワケです。

相手の服装を覚えておいて、いざウィルスが来た時は撃退しよう!ということで、2020年12月現在は95%の効果が出ているそうですよ。

まだまだ予断を許さない時期ではありますが、1日も早いコロナの終息、そして本年も読者の皆様が御健勝で御多幸でありますよう、心からお祈り申し上げます。


コラム筆者・プログラミングスクールSachool

仙台を拠点にプログラミングスクールを運営。作りたい人が自信を持って作れるよう、背中を押せる場所を目指しています。

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余談Lab

宮城・東北(少しその他)にいる「おもしろい人」たちにフォーカスした、フリーペーパー「余談Lab」。ここは、その余談Labのウェブ版。フリーペーパーという限られたスペースで語りつくせなかった余談を掲載。