〜茶道に足を踏み入れて🍵一服目〜 - 仙臺流 疊草山会
実は12年位前より茶道に少しだけ携わっている。
実際ここ四年位は、お茶会の道具類の運び出しの手伝いのみ参加し、稽古は休んでいたが、思う事あり今年より再び再会してみた。
元々きっかけは13年程前に、親戚に茶道具を少し頂いた事だ。
たまたま親戚のおじさん宅で法事の際集まった時話になり、茶道を若い頃習っていたというおじさんに、頂いた許状や茶道具類を見せられ、意外な過去に面食らった。
山に行けば山菜採り、海へ行けば魚取り、お酒も好きなやんちゃな感じで経験豊富で何でも知っているおじさんだが、幼い頃に御両親を無くし、苦労されてこられた方だ。
「俺の若い頃は一般常識学ぶ為、舐められないようにと自腹で稽古に通ったんだ」
と、おっしゃっていたが、
生い立ちから感じるパンチラインに、ほろ酔いの私は言葉を失ってしまった。
茶碗や棗、錆びた丸釜など、少し茶道具も頂いた。
後に、列車に乗っていた際偶々目に付いた「裏千家茶道教室」の看板を見つけ、今もお世話になっている先生宅の門を叩いた。
茶室は仕事でも携わる為、少しは興味はあったが、当時海外のカルチャーが好きだった自分が足を踏み入れるには、きっかけがあるのだった。
続く…🍵
コラム筆者・仙臺流 疊草山会 齋藤畳店・齋藤 直人
畳製作の技能は代々受け継がれ今日に至り、国内では主に関東式と関西式の二つに分かれております。そんな中宮城でひっそりと伝わってきた仙臺流。親方達が他所に負けじと磨かれてきた技。私達はそんな心意気を継承して行こうと、「仙臺流 草山会」を立ち上げ活動を始めました。
◇佐々木畳工業・佐々木 崇
宮城県加美郡加美町西町47
◇齋藤畳店・齋藤 直人
宮城県柴田郡大河原町字新南28-4
◇畳屋清兵衛・矢作 伸寿
山形県尾花沢市荻袋750
◇有限会社コニシ小西畳工店・小西 康博
宮城県仙台市泉区天神沢1丁目16-51
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