秋刀魚 - 白雪
ここ数年、秋の味覚の代表格「秋刀魚」の不漁が続いておりましたが、今年は特に顕著に表れており悲しい限り。原因はいろいろあるようですが、まさかこんな時代が来るとは…。丸々太ったピカピカの「秋刀魚」。塩焼き、刺身、つみれ揚げ…などなど、今年はまともに食べていないなーなんて方も多いのではないでしょうか。今では庶民の味方などと言われたりしますが、昔は脂のある魚を毛嫌いしていた為「魚中の下品なり」なんて言われたり、大正期にはコレラの流行期と秋刀魚の漁獲期が重なった為、コレラの仲介者として濡れ衣を着せられ目の敵にされたこともあったようです…すごい話ですよね。秋刀魚は回遊魚なので比較的世界中で網にかかりますが、水温や海流の関係で日本沿岸のものがピカイチ。極めて馴染みの深い愛してやまない大切な魚「秋刀魚」をこれからも大事にしていきたいものです。
コラム筆者・白雪
伊達の殿様が米沢より岩出山、仙台と移転に伴いできた御譜代町。その一つ、大町に店を構える居酒屋。屋号は「白雪」ざっくり二代目の田舎板前でございます。
仙台市青葉区大町2丁目6−17 HALBLD.1F
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