いただきます - 東北空手道場
「いただきます。」
ご飯を食べる時に日本人なら言う言葉です。この言葉には、「食べられる野菜、魚、肉などの命をいただきます」という意味があります。食べ物、と私達は言いますが「全ての食べ物は食べられるために生まれてきたのではないし、食べられたいとは思っていない。」ということを忘れがちです。それでも、「私が生きていく上であなたを食べないといけません。申し訳ありませんが、そのために使わせてもらいます。」と食べるのです。また、「いただきます」にはご飯を作ってもらった人に対しての感謝の気持ちもあります。「忙しいなか、いろいろとやりたい事があるのに私のために作ってくれて、ありがとうございました。」礼儀の礼とは簡単にいうと「相手を考え思いやる気持ちの表れ」との事です。そうであれば、家族、仲間などでご飯を食べる時にみんなが「食べ物」と「作ってくれた人」に対して気持ちを込めて「いただきます」と言い、残さず食べることは礼儀の第一歩なのではないか?と思います。
もし、お子さんなどが礼儀が余りできてないと思われたら、ここから始めてみるのをはいかがでしょうか?
コラム筆者・東北空手道場 松本隼也
「勇は優から」「自分を信じる」「やりきる」。この3つの道場訓にしています。なにもないひとりの「人間」として稽古する。シンプルですが、究極のセルフケアを実践する場になれるよう心がけた指導を目指しています。
仙台市太白区長町5-2-1 伊藤まるげんビル3F
0コメント