7 = 50 - 東北空手道場
「ドの音をちゃんと出せるようになったら、レの音を出せるように練習します。では、レの音がちゃんと出せるようになったらどうすると思います?」ラジオでピアノの有名な演奏者がこんな話をしていました。次はミの音を出せるようにと言うだろうな、と思って聞いていたら「『ド、レ』と『レ、ド』を練習します。一音、一音出すのと、続けて出すのは違います。ミはその後で、ミを覚えたら『ド、レ、ミ』『ミ、レ、ド』『レ、ド、ミ』などになります。」
「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の7つの音。7つの音を必ず一回ずつ使う旋律の数は
7×6×5×4×3×2×1で5040通りあります。「7つの音」を出せたことはゴールというよりも、その先の「5040通り」の旋律を弾くための新たなスタートです。何かやりたいことがあっても、なかなか始められない方もいると思います。「覚える事がたくさんあって、難しそうだ」と。でも、最初から全部覚える必要はないのです。一番基礎になることを覚えたら、あとはその組み換えで数は無限に広がります。覚える事も、多く見えてしまうだけで実はそうでもない場合が身近にたくさんあります。少なくとも「50音」が使えれば、日本での日々の生活は困りませんよね。その中で暮らせているのだから、大丈夫です。どんどんやりたいことに挑戦してみましょう。
コラム筆者・東北空手道場 松本隼也
「勇は優から」「自分を信じる」「やりきる」。この3つの道場訓にしています。なにもないひとりの「人間」として稽古する。シンプルですが、究極のセルフケアを実践する場になれるよう心がけた指導を目指しています。
仙台市太白区長町5-2-1 伊藤まるげんビル3F
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