茶の本 岡倉天心 - 庭や 藤野 芳徳
茶道を通じて日本の精神性を世界に示したものに、岡倉天心の[茶の本]があります。原本は英語です。内容はなかなかイケイケで『茶道の風習など西洋人からみれば奇癖な風習の一つとしかみられておらず、遠い地の果ての野蛮な民族と見ている人が多い。それが満洲などで大々的な侵略をはじめたら文明国と呼びはじめた。もし我々が文明国になるために戦争をしなければならないのならば、むしろいつまでも野蛮国に甘んじよう。』などと言い放つ。侘びの美しさを(不完全の美)
The worship of the Imperfect.と訳し、示した。現代の日本人が読んでも我が民族の美意識に触れられる良書です。
コラム筆者・庭や 藤野 芳徳
庭や。 昔の知恵や暮らしから学び 自分の身近のそこらにある自然物の有効利用につなげていければと考えております。 古今東西問わず 良い感覚と知恵に出会いたいものです。
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