「たべるたのしみ」甲斐みのり - 青と夜ノ空
いつも甲斐みのりさんのエッセイを読むと懐かしさを感じます。子どもの頃、日曜日の朝の定番だったというパンケーキの話や、ひとり暮らしを始めた頃、料理上手な友人がいた話など、自分の思い出も振り返りながら読むことができます。また時々、登場するお父さんとのエピソードは読む側も優しい気持ちになります。どんな状況で誰と何を食べたかという“おいしい記憶”の大切さを改めて感じさせてくれる本です。
コラム筆者:青と夜ノ空 中村克子
東京・吉祥寺にて衣食住を中心とした本(新刊・古本)を扱う本屋を営む。2020年5月末に閉店。今後はウエブショップでの販売、イベント出店などを中心に活動。
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